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Tech Rock Festival 2025 Day3 に出演した

·1 分

2025年11月22日(土)に新宿SUNFACEで開催された Tech Rock Festival 2025 Day3 に出演した。備忘録も兼ねてブログに残しておこうと思う。

ちなみに、昨年の Tech Rock Festival 2024 Day2 にも別バンドで出演していて、今回が2回目の Tech Rock Festival 参加だった。

Tech Rock Festival 2025 とは #

Tech Rock Festival は、ざっくり言うと「エンジニアたちによるライブイベント」だ。とはいえ、デザイナー・EM等の職種の方々もいらっしゃったので、「IT業界に関わる方が出演するライブイベント」が実態に近いかもしれない。エンジニアは、主催者の影響なのかインフラエンジニアが多めの印象である。

参加の流れについても、

  • 参加希望を出すと、主催の jyoshise さんが中心になって、希望パートや趣味・嗜好を見ながら、いい感じにバンドを編成してくれる
  • その結果、ある程度ランダムにバンドが結成されるので、普段一緒に演奏しない人たち、場合によっては初対面の人と同じバンドになる

という、ちょっと変わったスタイルのイベントである。

2025年はDay1〜Day3に分かれて開催され、そのうちのDay3(2025/11/22)に、自分も出演した。

今回のバンドと自分のポジション #

今回参加したバンドは「バトルプログラマーヨシセ」という名前のバンドだった。自分はベースで参加した。

普段はどちらかというとギターを弾くことが多いのだが、参加希望の時点で「ギター志望」が多そうだったこと、逆にベースが少なそうだったこともあって、今回もベース志望でエントリーした。

バトルプログラマーヨシセのメンバーは以下の通り。

バンド名はセットリストがだいたい決まって「アニソン・ボカロ系統だね」というところから、アニメ「バトルプログラマーシラセ」をもじって「バトルプログラマーヨシセ」と主催者をイジる方向で着地した。すみません。

なお、Tech Rock Festival 2024 Day2 にも出演している。そのときの感想などは筆不精すぎてブログには書いていない。そのときは SERVER KAN-RI GENERATION というアジカンのコピーバンドで、同じくベースを担当した。このときも楽しかった。

セットリストとふりかえり #

今回のセットリストは次の5曲だった。

  1. テレキャスタービーボーイ
  2. アンノウン・マザーグース
  3. 月光花
  4. 怪獣
  5. ヒトリノ夜

細かいフレーズ単位のふりかえりはここでは控えるが、テンポ速めの曲が多く、体力と集中力を試される選曲だったと感じた。しかし、これらの楽曲を弾き切るだけの練習ができず、ただひたすらにミスが目立つ結果になった。

ボトムを支えつつ、ところどころで遊び心を入れられる部分もあり、理想とするかっこいいベーシスト像はあったものの、それが実現できなかったのは無念。特に怪獣はまともに弾けていなかった。サカナクションの草刈愛美さんのすごさを感じた。

個人的な感情を書いておくと、初めてJanne Da Arc楽曲を演奏できてよかった。Janne Da Arcのコピバンをやりたい。

機材と音作りについて #

せっかくなので、今回のベースとエフェクターボードについても軽くまとめておく。

使用ベース #

今回使ったのは唯一所有しているベースの Scoop Creation Works PB-‘62

ガッツがある音が出る。

エフェクターボード #

エフェクターボードは、だいたいこんな構成だった。

チューナー → コンプレッサー → オーバードライブ → プリアンプ

  • チューナー:Sonic Research Turbo Tuner ST-200
    • チューニング精度が高いのでギターのボードから引っ剥がして入れていた
    • 後続機のST-300は現在アメリカでの生産が終了しているらしい1
  • コンプレッサー:BOSS BC-1X
    • ベース・マガジンを読んでいてキタニタツヤの足元にあったのを見て知ったが、評判が良かったので導入
    • いい音になってる気がするので入れている(適当)
  • オーバードライブ:自作
    • 学生の頃に自作したもの。元ネタは油性マジックで書いてある。お察し
    • 今回は出番なし
  • プリアンプ/DI:ORANGE Bass Butler
    • ベースアンプ側は基本フラットにして、音色のキャラクター付けはここで行っていた。歪みがほしいときはDirtyチャンネルを使った
    • これもキタニタツヤの足元にあったのがきっかけで知って、「オレンジのアンプを使っているピック弾きのベーシストが好き」という理由だけで買った
    • 好きなベーシストはDarkglassを使いがちだけど、Bass Butlerもいい感じの音が出るので気に入って使っている

ZOOMのMS-60B+を購入したり、新しいシールドを自作しようとしたりしていたが、結局時間がなくて細かく音作り・準備ができずに本番を迎えた。去年のサバ管のときと足元の構成は変わっていない。

終了後に買った機材 #

打ち上げでギタリストが集まり「順番にギターのリフを弾いていって、その場の他の人がそのリフが分からなかったらドボン」という"闇のゲーム"を行い、そこで Spark Go が使われていた。そしてライブ直後のブラックフライデーでセールだったのでまんまと買ってしまった。もともと練習用にほしかったアンプだったのでいい機会だった。

ふりかえり #

良かった点 #

  • 普段はギターが多い中で、あえてベースに振り切って参加したことで、いい意味で役割に責任を持てた(気がする)
  • Tech Rock Festival への参加が2回目だったので、去年より落ち着いてステージに立てた
  • 機材面でも「これだけあれば戦える」という最小限セットに絞れた

反省点 #

  • 仕事と準備期間のスケジュール調整は、やはりもう一段早めに動いておきたかった
    • スタートアップへの転職1年目ということもあり、想像以上の業務量で私生活が崩壊していた
    • そもそも新規サービス立ち上げで稼働が増えていた
  • 音作り(EQや歪み量の追い込み)はまったく詰めきれていなかった。なんとなく良いと感じた音以上のものを出していない
  • 直前にMOGAMIやスイッチクラフトのシールドの材料を買っていたのに仕事に忙殺されて何もできていなかった

こういった反省は時間が経つと忘れてしまうので、とりあえずここにメモ代わりに置いておく。

他の出演者について #

多くの人が触れていることですが、TRFの回数を重ねるたびに出演者の演奏レベルが向上してきており、出演に際して「ちゃんとやらないといけない」と感じています。Far Beyond The Sun を演奏するバンドが登場するとは思っていなかった……とてもすごかった。

さいごに #

あらためて、Tech Rock Festival を主催してくださった jyoshise さんをはじめとした関係者のみなさん、ありがとうございました。

一緒にバンドを組んでくれたメンバー、出演者、ライブハウスまで足を運んでくれたみなさん、ありがとうございました。

来年はギター・ベースのいずれで参加するか不明ですが、開催されるなら必ず参加したい。

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  1. No longer in production. We have stopped USA production. The full size Turbo Tuner will be back around March of 2026. https://www.turbo-tuner.com/

     ↩︎
  2. https://x.com/yoshiyama_hana/status/1992143426859729199 ↩︎