ブログをCloudflare Pagesに移行した
目次
NetlifyからCloudflare Pagesへ #
このブログをNetlifyからCloudflare Pagesに移行した。特別Netlifyに不満があったわけではないが、いくつかの理由から移行を決めた。
移行した理由 #
Netlifyの無料プランでは日本リージョンが利用できない #
Netlifyの無料プランでは日本リージョンが利用できず、日本国内のCDNのエッジサーバーが使えない。普段使っていて特別遅いと感じたわけではないが、「日本リージョンがあればもっと速いのでは?」という気持ちは常にあった。Cloudflareは日本にも複数のエッジロケーションがあるため、レスポンスは気持ち速くなると思った
単純に試してみたかった #
このブログのドメインはすでにCloudflareで管理している。DNS設定もCloudflareで行っているため、静的サイトのホスティングも完結させた方がシンプルになる。ただ、正直なところ「試してみたかった」が一番大きな理由かもしれない。個人ブログは実験の場として最適なので、思い切って移行することにした。
少しハマったところ #
Hugo extended版の指定 #
このブログで使っているCongoテーマはSassを使用しているため、Hugo extended版が必要だった。
Netlifyの設定に倣ってCloudflare Pagesで HUGO_VERSION に 0.152.2 HUGO_EXTENDED に true と指定したところ、ビルドが失敗した。原因を調べたところ、Cloudflare Pagesではextended版を使いたい場合、HUGO_VERSION に extended_0.152.2 という形式で指定する必要があった。Netlify側に入っていた設定が現在も有効な設定だったかどうかは正直分からない。
HUGO_VERSION=extended_0.152.2
この指定方法を公式ドキュメントから見つけることができず、気づくまで少し時間がかかった。
移行後の感想 #
DNS、CDN、ホスティングがすべてCloudflareで完結するようになり、管理がシンプルになった。ダッシュボードも一箇所で済むので、運用の手間が減った。速くなったかどうかはあまり分からない。
まとめ #
NetlifyからCloudflare Pagesへの移行は、思っていたよりもスムーズに完了した。Hugo extended版の指定方法で少しハマったが、それ以外は特に大きな問題もなく移行できた。寛大な無料枠を考えると、個人ブログのホスティング先としてCloudflare Pagesはおすすめできると思う。