約3年務めた会社を退職しました。有給休暇消化を4月30日で終え、5月から次の会社での勤務が始まります。良い機会なので、今までやってきたことから転職に至った経緯などを振り返ってみます。
前職に至るまで
学問的なバックグラウンドとしては、法学部卒、法科大学院中退で元々は法曹志望でした。モチベーションや金銭的な問題もあり、ひょんなことからネットワークエンジニア・インフラエンジニアとして就職することになり、2年ほど働いた後にWebアプリを主戦場とするソフトウェアエンジニアに転身して現在に至ります。
前回の転職経緯については以下のエントリで書いています。
- とあるインフラエンジニアの転職活動
https://blog.capytan.net/entry/2019/01/31/my-first-changing-jobs-1/
前職で何をやってきたか
主に自社プロダクトのECサイト・予約サイト等をRuby on Railsを用いたバックエンドの開発を行いました。Vue.jsとTypeScriptを用いたSPAとなってる箇所もあったので現代的なフロントエンド開発もできました。実務経験が浅い状態で現代のWebアプリを開発する上で必要そうな足回りが揃っている会社に入れたのは幸運でした。また、前職での経験や私の関心も汲み取ってもらえて、主にAWSで構築されたインフラについて広く担当する場面が多く得られました。
付与されている権限にもとくに縛りがなかったので、新機能の開発、既存機能の改修、Ruby、Railsのバージョンアップ、インフラ構築・改善、CI/CD周りの改善等、裁量をもって業務を行うことができました。そのため、Webアプリケーションを生業にしていくキャリア初期という観点では、取り得る最高の選択肢を採ることができたと感じています。
転職に至った経緯
3年後、5年後に自分が思い描いているソフトウェアエンジニアになれているかを自問して、転職した方が理想に近くなれる気がしてきたので、緩めに転職活動を始めました。
主に考えていたことは以下の要素です。
- 現在のスキル感に対する漠然とした不安があり、前職よりもスキルアップを目指せる環境があれば転職する気があった
- サーバーサイド・インフラの設計・開発業務がとくに好きなのでもっと深堀りしていきたい意欲があった
- いくつか知らない技術を採用している企業に入って、問題解決の手札を増やしたかった
- 副業をしてみたところ、「違う開発現場に入ってみることでエンジニアとしての成長に繋がる」という感覚が得られ、転職してみたい気持ちが生まれていた
- 飽きたまでは行かないものの、ただただ新しいことをやってみたかった
また、カジュアル面談で偶然自分に合った会社を見つけることができたタイミングも重なったので、転職しない選択肢がありませんでした。
転職の決め手となった要素は以下のとおりです。
- 開発現場で使われている技術が今後やっていきたいものと合致した
- 継続して技術情報をブログ等で発信しており、カンファレンスのスポンサーも行っていた
- 自作キーボード部が存在した
- プロダクトが好み、使ったことがある
- 現場のエンジニアの一次面接から役員面接まで話してみて、直感的に好きな文化の会社であると直感的に思った
前職を辞めたくない要素として「思想・価値観が好き」「プロダクトが好き」「中の人が好き」というものがあったため、採用技術について気になる程度では簡単には内定承諾しなかったかもしれません。中の人が現場〜役員レベルまで嫌いなタイプではなさそう、むしろ好きなタイプの人がいるのではないか?と直感的に分かったことが最後のひと押しとして大きかった気がします。
今後やっていくこと
まだ新しい会社の初出社がまだなので文字情報以上のことは分かっていませんが、サーバーサイドのチームに所属する予定です。主にサーバーサイドの開発をやっていく予定ですが、インフラ側(Kubernetesとか)触る機会がありそうです。Kubernetesは個人的に少しだけ触るなど(ラズパイでクラスタを組むなど)したことはあるのですが、本番環境で動いている開発現場にいたことはないので、本当に楽しみです。
転職先企業の期待値を超える働きができるように頑張っていきます。